本年は2025年のあるべき医療の姿を見据えた第1歩といえる、6年振りの診療報酬・介護報酬同時改定が行われました。地域包括ケアシステム、医療者の負担軽減と多職種協働業務、重点分野の評価拡充、機能強化と役割分担、選択肢の幅が広くなった医療施設のあり方など、蓋を開けてみれば社会環境の変化を踏まえた未来像が示され、国民・患者が望む安心・安全に医療が受けられる環境を整えるための必要な分野に様々な加算がなされています。新医療看護連携では重点課題とされている分野を中心に、これからの質の高い医療を提供するための医療・看護を考えていきます。
2012年4月25日開催 Vol.19 チーム医療・地域連携 「がん緩和ケアと在宅医療の充実」 会場:長崎市医師会館(長崎県長崎市)
24年の診療報酬・介護報酬ダブル改定では、外来緩和ケアチーム評価の新設、医療介護連携の推進におけるがん専門訪問看護の評価、がん診療連携の充実などが重点項目とされており、がんの外来治療が標準化されつつある今、専門病院に限らず、一般病棟や在宅等でも緩和ケアが強く求められるようになりました。退院後もがん患者の苦痛の緩和をめざすには、地域連携とチーム医療が必須であり、病棟でも地域でも、今いるところでできることを考えることが必要です。本研修では、在宅を希望される患者さんの治療を最期まで支える、長崎市での緩和ケアと在宅医療の取り組みを紹介します。
平成24年4月25日(水) 17:40〜19:00
平成24年5月1日(火)〜5月29日(火)
配信会場:長崎市医師会館(長崎県長崎市) 衛星会場:S-QUE病院施設ほか衛星による全国同時中継
・S-QUE病院施設の全ての医療従事者・関係者
・[ 各会場の近隣の医療関係者 ]
講演1 「がん緩和ケアと在宅医療の充実 〜緩和ケア普及のための地域プロジェクト(OPTIM)の成果と退院支援〜」
白髭内科医院院長/NPO法人長崎在宅Dr.ネット事務局長・副理事長
白 髭 豊 氏
講演2 「退院支援〜病院から在宅へ〜 (OPTIMのプログラムを用いて)」
長崎市包括ケアまちんなかラウンジ 主幹
小川 富美子 氏
新医療看護連携 平成24年度スケジュール 衛星研修:偶数月第4水曜日17:40〜19:00 オンデマンド配信:講義の翌月曜日より4週間(配信期間が長くなります)
Vol.22 チーム医療・地域連携「感染防止対策の取り組み」
医療安全は現在の医療界で最優先される最重要課題となりました。
本来は、事後処理をするのではなく事前の対策によって患者へのリスクを軽減した後患者を受け入れるべきものです。全ての事柄は基本があり、応用が存在します。 「人は人であるから間違う」人の持つ要因(Human Factor)・情報共有の問題点など、安全に関する基本的知識を学び知ることが対策への第一歩です。「策に溺れる」こと なく、身近な日々の基本的継続が安全の最大の対策です。
がん地域連携クリティカルパスは、治療を行った基幹施設とかかりつけ医を結ぶ共有ツールであり、患者の拠り所とすべく「がん対策推進協議会」の中で提案されたものである。徳島県立中央病院では1999年の肺がん切除パスの導入以来、患者と共有された情報を連携病院とも共有すべく試行錯誤を繰り返して来たが、2005年に肺がん術後連携クリティカルパスとして結実した。そして、そこで得られた約200例の連携経験は、2010年からの肺がん術後緩和連携クリティカルパスに向かっているところである。今回のセッションでは、これまで行ってきた術後連携の経験と課題点、そして現在進行中の再発時連携について、講演と多職種間のディスカッションで検証する。
医療安全の確保に向けての取組みが法制化され、すべての医療機関に於いて、年2 回の院内感染対策研修が全職員に対して義務づけられました。 今回の研修では、世界中で猛威を奮う伝染力の強いインフルエンザの感染防止のために、新型インフルエンザの基礎知識から臨床像について知見を深め、院内での感染拡大を抑止するための具体策など、医療現場で知っておくべき実践につなげる感染防止対策を身につけます。
昨年の8月にスタートした疾病別連携パスシリーズでは、全国の最先端の取り組み事例を紹介してきました。各地域でのゼロからの試行錯誤のレポートには、新たに導入をはじめた地域にとって有効な、貴重なヒントがありました。と同時に、ある程度のレベルの地域においては、立ちはだかる障害をクリアする諸々の実例が、各地域における次なるテーマ設定のための課題整理に役立ちました。
今回は、6月7月に開かれた各全国学会等に於ける最新の事例発表も踏まえ、問題点の整理と、標準化のためのフレームワークを提案したいと思います。
「脳卒中」をテーマに、急性期から回復期を経て在宅での医療まで、香川シームレスケア研究会の活動による効果等。
「大腿骨頚部骨折における地域連携クリティカルパスの現状と問題点」をテーマに、様々な立場の医療従事者の観点で、活発な意見が交わされました。
Copyright : Vexon International Inc. All Rights Reserved.